※調査事例につきましては、名前、年齢、地域、場所等、個人を特定できるものについては変更しております。
浮気調査(行動調査)の事例
依頼者は32歳になる妻、夫の浮気調査に関する相談でした。
相談内容は以下のようなものでした。
夫は1才年上の33歳、職業は外科の医者、依頼者も元は看護師で、職場恋愛の上7年前に結婚、子供は5歳と3歳の1男1女がいるとのことでした。
夫の様子に不審感を持つようになったのは1年位前からのことで、職業柄、泊まりになることも多く、元々家にはあまりいなかったが、それでも夜勤明けは家に帰ってきて、子供達と遊んだり、家で睡眠をとってから病院に行っていたとのことでした。それが、1年位前から夜勤明けでも夜まで家に帰ってこなかったり、最近では病院で睡眠をとるからといって、家に帰ることなく次の夜勤へ入り、2~3日家に帰ってこないことが頻繁になってきたばかりか、家に帰ってきても殆ど寝ているだけで、子供達と遊ぶこともなく、もちろん依頼者との夫婦生活もないとのことでした。
これは普通ではないと思い親に相談したところ、一度夫の行動を確認したほうが良いと言われ、調査依頼に至ったとのことでした。ただ、夫の病院以外での行動は全く知らないし、仮に浮気していたとしても相手には全く心当たりが無いということでした。
我々は可能な限りの情報を依頼者に提供してもらい調査を受諾、夫の行動や浮気の有無、相手女性の存在も不明とのことで、調査期間は特に定めず、我々の判断で決めさせてもらうことにし、調査料金は経費別の50万円ということで契約しました。
調査を開始、と言ってもまずは夫の行動を確認しなくては何も始まらないので、夫が勤務する病院に潜入して内偵をすることにした。幸いにして大きな病院だったので、長時間病院内にいても怪しまれることはなく、ひたすら夫の姿を確認するまで内偵を続けたのでした。
すると3日目にして、ようやく夫を病院内で確認、病院内にいる限りは問題ないので、今度は病院から出てきた際を確認して尾行することにしました。ところがこの夫、なかなか病院から出てこない、病院周辺での張り込みは1週間続きました。そして、病院から出てきた夫を尾行したところ、自宅へ帰宅しただけと、特に問題行動はありませんでした。
同じような調査を続けること1ヶ月、病院から出てきた夫を尾行したところ、いつもは自分の車で帰宅するのだが、その日は徒歩で病院近くのコンビニエンスストアに行ったのでした。そこで、運転席に女性が乗った車の助手席に夫が乗りその場を離れたため尾行を開始すると、とあるアパートにその女性と一緒に入っていったのでした。これは怪しいと思い、張り込みを続けると朝まで出てくることなく宿泊、翌日の昼になって出てきた2人は、先日のコンビニまで女性の車で行き、そこで夫が降りて徒歩で病院へ行くのを確認したのでした。
依頼者が懸念していた通り、夫には浮気相手の女性がいたのでした。その後、同アパートの部屋番号から女性の名前を特定、次に女性の行動を確認したところ、実は夫と同じ病院に勤務する看護師だったことが判明したのでした。念のため、もう一度、夫が女性のアパートに宿泊するところを確認して調査終了し、依頼者に報告することとなりました。
依頼者はある程度浮気していることは予想していたようですが、相手が同じ病院の看護師ということに腹を立てている様子でした。恐らくは自分と同じような立場の女性と浮気していることが許せなかったのでしょう。
依頼者は離婚問題について弁護士に依頼、我々の報告書をもとに、離婚と1000万円の慰謝料を要求、これに財産分与や養育費もほぼ要求通りに決まり、本件の幕が下りたのでした。
家出人・失踪人調査の事例
依頼者は家出人の妹で、相談内容は以下のようなものでした。
家出したのは40歳になる兄で、独身、地元の工務店に勤務し、1週間前に会ったときも特に変わった様子はなく、勤務先に聞いても無断欠勤する3日前は通常通りの勤務をしていたとのことでした。それが3日前から突然無断欠勤するようになり、1人暮らしをしている兄のアパートに行ったところ、3日前位から帰ってきた様子がないとのことでした。
今までこのようなことをする兄ではなかったので、心配になった依頼者が警察に相談、警察では特に事件性が疑われないため、積極的に捜査するのは難しいと言われ、調査依頼に至ったとのことでした。
我々は依頼者から家出人である兄の情報を可能な限り提供してもらい調査を受諾、家出人調査のなかでも決定的に手掛かりが少なく、発見に至る可能性が低かったため、調査料金は着手金として20万円、発見できた場合に成功報酬として30万円ということで契約しました。
家出人捜索では何よりも家出人に関する情報や手掛かりといったものを、慎重に確認していく作業が重要になります。今回の場合、家出人に関する情報というか特徴として、パチンコ好きで休日には市内のパチンコ店に行っていることが多いとのことでした。
我々は家出した動機なども想像しながら、まずはパチンコ店に家出人が出入りしていないか、市内のパチンコ店を1軒1軒訪れ、店内や店員に確認するとともに、家出人のビラを置いて回る作業を続けました。この作業を3日間続け、その間、宿泊先を想定してマンガ喫茶やビジネスホテル等にも確認作業を行うとともにビラ配布を続けたのでした。
1週間ほどで市内で滞在可能性のあるパチンコ店や宿泊先等への聞き込みやビラ配布を終えたが、新たな手掛かりはありませんでした。そして、家出してから2週間が経過した日、依頼者である妹から連絡が入りました。「兄のアパートに置いてあった銀行の通帳を記帳してみたら、昨日お金を下ろしており、通帳にATMの番号と思われる番号が書いてあります」とのことでした。
早速、依頼者と一緒にその銀行を訪れ、事情を説明してATM番号からATMの所在地を教えてもらったところ場所は札幌とのことでした。どうやら家出人は札幌市内に滞在していると思われ、札幌市内での捜索を辞めて札幌市内での捜索を始めたのでした。
札幌でもまずはパチンコ店を確認する作業から始めることとし、特にお金を引き出したATMがある周辺を確認することにした。
札幌市内のパチンコ店を確認して回ること3日、ATMの場所からは離れていたものの、とあるパチンコ店で遊戯中の家出人を発見、我々が行って逃走されると厄介なので、依頼者を札幌から呼び、依頼者が到着するまで家出人の監視を続けたのでした。
3時間後、依頼者が到着して家出人に接触したところ、特に騒ぐ様子もなく、家出人が滞在していたホテルに行くとのことなので、これにて調査を終了することになりました。
後日、依頼者と会って話をしたところ、家出した動機は今の生活が嫌になって、もうどうなってもいいやとの想いで家出したとのことで、特段の理由は無かったとのことでした。ただ驚いたのは、依頼者が家出人である兄のホテルへ行ったところ、自分の部屋の天井からロープが吊るされていて、実はここ何日か自殺しようと考え過ごしていたとのことでした。もし、発見が1日でも遅れていたら最悪の事態になっていたかもしれないとのことで、依頼者から最大級に感謝され本件の幕が下りたのでした。
盗聴・盗撮調査の事例
※調査事例につきましては、名前、年齢、地域、場所等、個人を特定できるものについては変更しております。
依頼者はとある会社社長、この社長は商談や仕事の打ち合わせを自宅で行うことも多く、特に重要な案件については、会社よりも自宅で処理することのほうが多いとのことだった。
そうしたなか、最近になってどうも仕事の内容が同業他社に漏れていたり、自分のプライベートが知られていると思われるので、盗聴器がないか調べて欲しいとのことだった。
依頼を受け社長宅に行ったところ、なんとなんと、かなりの豪華邸宅で、普通の家の3軒分はあろうかという広さだった。通常の一軒家分の料金で請け負っていたので少々割に合わない調査ではあったが、それは仕方ないので早速盗聴器を探すことにした。
仕事の話は居間でするとのことなので、居間を中心に一部屋一部屋、盗聴器の有無を確認していったが、それらしいものはなく、盗聴器を発見する機材にも反応は見られなかった。
各部屋全部を調べ終えて、盗聴器の反応がないことを確認したため、その旨を依頼者に報告、依頼者も思い過ごしかと安心していたときだった。私が、調査機材の電源に使用していた壁のコンセントに、偶然なにかの違和感を感じたのだ。コンセントのふたを壁から外し、中を調べてみると、そこに偶然にも盗聴器があったのでした。既に電源が切れていたので、電波等の発信もなく、機材には反応しなかったのだが、それでも誰かが盗聴器を仕掛け、どれくらいの期間かは不明だが室内での会話は盗聴されていた可能性が高かったのでした。
依頼者には、家に侵入できなければそれまでと注意を促し、鍵のチェックや防犯体制の見直しを勧めて調査を終えたのでした。